データ検証
【データ】
1.1番人気馬活躍も
過去10年、1番人気馬は4連勝を含み、1着5回、2着3回、3着1回と活躍している。
だが、開催時期が秋に変わった00年以降、勝ったのは02年だけ。しかも新潟開催だった。
00、03年は2着。
2.人気通りには
過去10年、1、2番人気馬での決着は95、99年の2回
(99年は2番人気馬1着、1番人気馬2着)。
ちなみに2番人気馬の連対は3回。
3.逃げ注意
中山の急坂はハイペースで逃げる馬には不利な材料のはず。
ところが、この10年で逃げ馬は1勝、2着2回。
4コーナー先頭で2着の99年アグネスワールドも含めると、意外に急坂を克服している。
4.4歳対5歳
この10年の世代別の連対数は、3歳4回(3勝)、4歳7回(3勝)、
5歳7回(3勝)、6歳2回(1勝)。
4歳、5歳の活躍が目立つ。ここ2年は4歳馬が勝っている。
3勝している3歳馬は99年以降連対ゼロ。
5.ぶっつけも
開催時期が変わった00年以降、3着馬までの前走をみると、
セントウルS組7頭、安田記念組2頭、アイビスSD、函館SS、海外がそれぞれ1頭。
休み明けのぶっつけでも大きな不利はない。
【考察】
1.過去10年間で連を外した1番人気馬がわずか2頭、うち1頭は3着でちゃんと複勝圏内には入っている。連対率8割、複勝率(?)9割というのは驚異的な数字。新潟開催だった02年はデータ的に参考にならないとしても、開催時期が変わってからの中山開催3回のうち2回はちゃんと2着をキープしている。相変わらず1番人気は強いと見てもいいのではないか?
2.1番人気馬が堅実なのに対して2番人気馬はわずか3連対と不甲斐無さが目立つ。
ただ、さすがに1番人気が好走しているだけあって馬連配当は意外と荒れていない。万馬券が2回あったものの、過去10年間で10倍以下がなんと6回!あとは10倍台と30倍台がそれぞれ1回ずつ。
3.オールカマーのデータでもそうだったが、坂が辛そうな中山なのに意外と逃げ馬が強い。今年のオールカマーではまんまと逃げ切られただけに逃げ馬は要注意か?
逃げ馬といえばアイビスSDを勝ったカルストンライトオが今回のレースに登録している。重賞を勝って勢いに乗っているだけに思わぬ伏兵になるかも。
4.確かに4、5歳馬の連対が目立つ。ただ、今年の登録馬って大半が4、5歳馬なんですよねぇ(笑)。これはあまり参考になりそうにないデータか。
ただ、3のデータで挙げたカルストンライトオが6歳なのでどっちのデータを信用していいか悩むところではありますが…
5.惑わす材料にこそなれ、このデータでは買い目を絞れそうにはないですね(笑)。あえて参考にするなら1番人気を争いそうなデュランダルが長期休養明けなので「休み明けだから」なんて理由では切れないか、というところでしょうか。
【検証】
1.1番人気馬サニングデールは惨敗でした…。しかし、不良馬場で差すのがきつかったとはいえ内をついて行き場がなくなってしまったのではどうにもならないですねぇ。あれは完全に福永騎手のミスですな。経緯はどうあれこのデータは今回は当てはまりませんでした…TT
2.たしかに1、2番人気の組み合わせでは決まりませんでしたが、連対率が低いと言っていた2番人気(デュランダル)が来てしまいましたね^_^;。馬連配当は24倍とそんなには荒れなかったので見当違いなデータというわけではなかったですが。でも、個人的にはもっと配当低くなると思ってたんですがねぇ…
3.これはドンピシャでした。不良馬場だったこともあって、見事な逃走劇でした。考察で挙げたカルストンライトオが勝ってちょっと嬉しかったです。でも、私は結局ライトオ買わなかったので馬券は外しましたがね…orz
4.ライトオは6歳なのに勝ちましたねぇ。2着のデュランダルは一応5歳馬ですが、考察でも書いたように出走馬の大半が4、5歳馬なのであんまり参考にならないですね。
5.休養明けのデュランダルが2着に入り、見事このデータは的中ですね。これまた考察で挙げたデュランダルが2着に来て少し嬉しかったり。まぁデュランダルは結局1番人気ではなかったですがね^_^;
【まとめ】
今回はスプリンターズSではグレード制導入以来初の不良馬場ということで、過去のデータはあんまり参考にならないかと思いきや意外と当たってましたねぇ。やはり100%的中なんてデータはないので今回も大ハズレなのもありましたが、うまく活用すれば使えなくはないデータアラカルトだったと思います。あくまで過去データをまとめたものなので今後もそういう目で見てやって下さいな^_^;
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