データ検証

第21回マイルチャンピオンシップ

 【データ】

1.1番人気は?
マイルCSは、創設された84年〜94年まで1番人気馬は11年連続で連対していた。ところが、それ以降は信頼度が低下。過去10年の連対率は5割にまで落ち込んでいる。特に近3年の成績はHFG着。掲示板にさえ顔を出せずにいる。

2.藤沢和厩舎に注目
G1最多勝の藤沢和調教師は、芝1600m以下G1をすべて制しており、マイルCSでは最多の4勝をマーク。今年は、ダンスインザムードを送り込むが、そのダンスは芝1600mで過去3戦3勝。

3.騎手は
過去10年では岡部、蛯名、横山典が2勝。ファインモーションで挑む武豊は、このレースをまだ勝っていない。21あるG1(JRA)のうち、同騎手がまだ制していないのは、このマイルCS、高松宮記念、朝日杯FSだけ。

4.関東馬に注目
このレースは関東馬が圧倒的に強い。過去10年では東7勝、西3勝と東がリード。ただし、2着は95年以降すべて関西馬というデータが残っている。

5.連対馬の前走と着順
過去10年の連対馬20頭の前走とその着順−。
【天皇賞・秋】MBFG
【秋華賞】A
【スプリンターズS】I@
【海外G1】@
【スワンS】A@H@
【毎日王冠】@F
【富士S】BD
【武蔵野S】A
【アイルランドT】@@A


 【考察】

1.昔に比べて下がってはいるものの、1番人気馬の連対率5割というのはなかなかのもの。過去10年の連対馬の人気を見てみると6番人気以内の割と人気どころが多く連対していますね。ただ、数年に1回10番人気以下の人気薄が飛び込んできてます。
馬連配当で見ると過去10年間で10倍以下がたったの1回、10倍台が2回、20倍台が3回、30倍台が1回、万馬券がなんと3回(うち1回は10万馬券)と結構荒れます。穴党には嬉しいレースですね(笑)

2.藤沢和厩舎云々というより、ダンスインザムードは侮れませんねぇ。秋に入ってからまだ2走しかしてませんから疲れもそれ程ではなさそうですし、天皇賞の時のあの粘りを見せられるとここでも連対ありそうですね。関係者もマイルの方が適正ありそうだって言ってますしね。個人的には狙ってみようかと思ってます。

3.騎手に関しては何とも言えない感じですねぇ。武豊騎手が勝ってないのも「たまたま」と言ってしまえばそれまでです^_^;

4.まぁこのデータは馬券の参考にはなりませんね。確かに勝ち馬という点で見れば関東馬やや有利ですが、連対数という見方をすれば東8・西12とほぼ互角なのでどっちが買いということもないです。

5.正直あまり傾向もなくて参考にはなりませんね(笑)。強いて言うなら天皇賞で惨敗したテレグノシスもデータ的にはまだまだ出番があるかな?といったところでしょうか。


 【検証】

1.今回は勝った馬が1番人気のデュランダル、2着が4番人気のダンスインザムードと、6番人気以内の馬が連対しやすいという傾向通りの結果になりました。ただ、馬連配当が1050円とマイルCSにしてはかなり低めの配当で、これは予想外と言えば予想外でした。なかなか予想通りにはいかないですねぇ…^_^;

2.ダンスインザムードは予想通り連対しましたねぇ。3歳でこれですからこの馬はかなりの名マイラーになりそうな気がします。来年は益々期待できますが、来年のこのレースではかなり人気かぶるんだろうなぁ…

3.岡部、蛯名、横山典の出番はありませんでしたが(正確には3連馬券買った人には横山典は関係ありましたが)データ通り武豊は勝てませんでしたねぇ…。今年はかなり順調にきていたファインモーションが久々に悪いところを見せての惨敗でしたから、武豊が勝てないというのもジンクスの1つということですかねぇ。

4.馬券的には何の参考にもならなかったと思われるこのデータですが、結果は勝ち馬は関西馬、2着馬は関東馬ということでした。

5.このデータに関しては傾向も掴めていなかったので検証のしようがありませんね(笑)。とりあえず連対馬が多く出ている前走天皇賞組から連対馬が出ていますねというぐらいですか。


 【レース結果データアラカルト】

・上位3頭すべて社台生産馬
マイルCSの上位3頭、デュランダル、ダンスインザムード、テレグノシスはすべて社台ファームの生産馬。まさに一人勝ちの社台ファーム社長・吉田照哉は「とてもうれしいね。勝ったデュランダルは強かった。来年は安田記念を狙いたい。今日はダンスもテレグノもよく走ってくれた」と大喜び。
今後については「3頭共に香港に遠征しようと思っているが、まだ正式には決めていない。これからじっくりと検討したい」と言いながら、デュランダルについては「もしも香港に行ったら、勝ってしまうだろうね」とV2宣言も飛び出した。

・史上4頭目
デュランダルは史上4頭目となるマイルCS連覇を達成。過去の連覇はニホンピロウイナー(84、85年)、ダイタクヘリオス(91、92年)、タイキシャトル(97、98年)。

・1番人気馬の復権
創設以来「最も堅いG1レース」と言われていたマイルCS(84年から11年連続で1番人気馬が連対)であったが、近年は2桁人気馬が活躍するなど波乱続き。1番人気馬(デュランダル)の勝利は99年エアジハード以来5年ぶり11度目。

・SS強し
1着デュランダル、2着ダンスインザムードの父は、ともにサンデーサイレンス。SS産駒のG1レース1、2フィニッシュは通算19回目。

・短距離G1 3勝目
過去、短距離G1を3勝以上しているのは、ニホンピロウイナー(3勝、84、85年マイルCS、85年安田記念)、タイキシャトル(4勝、97、98年マイルCS、97年スプリンターズS、98年安田記念)の2頭だけ。

・連続連対記録継続中
昨年のスプリンターズS以来、連続でG1レースに出走し続けるデュランダルは、今回の勝利でJRAG1 5戦連続出走・連対を果たした。84年以降の記録としてはタマモクロス(88年天皇賞・春1着、宝塚記念1着、天皇賞・秋1着、ジャパンC2着、有馬記念2着)と並ぶ偉業を継続中。ちなみに連続G1出走記録は、オグリキャップの9連続出走、連続G1連対記録はテイエムオペラオーの9連続連対。

・牝馬の連対
過去、牝馬は4勝、2着5回。今年も3歳牝馬のダンスインザムードが2着に善戦し、史上10頭目の牝馬連対。





トップへ
戻る
前へ
次へ




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送