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データ検証
【データ】
1.無敗馬
牝馬限定戦となった91年以降、無敗で制したのはニシノフラワー（91年）、ヒシアマゾン（93年）、ヤマニンパラダイス（94年）、ビワハイジ（95年）、スティンガー（98年）、ピースオブワールド（02年）の6頭。13頭の勝ち馬のうち約半数が、無敗で2歳女王となっている。
2.西高東低
限定戦となった過去13回のうち、関東馬は3勝。関西馬は10勝で、99年から5連勝中。
3.不振の父内国産
91年以降、マル父で優勝したのは、92年のスエヒロジョウオー（父トウショウペガサス）、96年のメジロドーベル（父メジロライアン）、昨年のヤマニンシュクル（父トウカイテイオー）の3頭だけ。
4.精彩を欠く1番人気
91年以降の単勝1番人気馬は5勝、2着0頭、3着2頭で、連対率は4割を切り、期待に応え切れていない。
【考察】
1.私のイメージでは朝日杯なんかは無敗馬が妙に人気になって惨敗したりするイメージがありますが、阪神JFの方は無敗馬がかなり勝っていますね。勝っていると言ってもあくまで半々なので、「無敗馬を中心に買う」というよりは「無敗馬を毛嫌いしない」って程度にしておくのが妥当でしょうね。
毎回紹介している過去10年間の馬連配当ですが、10倍以下がたったの1回、10倍台が2回、20倍台・30倍台・40倍台と60倍台がそれぞれ1回ずつ、万馬券がなんと3回と結構荒れます。過去には結構下位人気の馬が連対したりして、馬券的にはかなり難しそうです。
2.いつもなら「勝ち馬はそうかも知れないが連対馬に関してはそうとも言い切れない」と言うところですが、今回は違います！過去10年間の連対馬を調べてみると関東馬の連対はたったの4回。20頭いる連対馬のうちたったの4頭とはかなり少ないですね。西高東低は勝ち馬だけでなく連対馬にも言えることでした。
3.これに関しては連対馬についてのデータが分からなかったのですが、競馬界において決して多い方とは言えない父内国産が勝率3割というのは個人的にはそれほど悪い数字とは思えないですがねぇ。このデータはあまり気にしない方がいいかも知れません。
4.JCほど1番人気が信頼できないというデータではないので、「1番人気は買わない方がいい」というよりは「1番人気は絶対視しない方がいい」って程度に受け止めておくのが無難でしょう。
【検証】
1.勝ったショウナンパントルは違いましたが、2着のアンブロワーズは無敗馬でした。やはりこのレースでは無敗馬が結構強いんですねぇ。馬連配当は8520円と予想通り結構荒れましたね。まぁ、荒れると予想していても馬券はなかなか当たりませんがね…TT
2.まんまとやられました。今回は関東馬のワンツーで関西馬はまったく出番がありませんでしたね…。ここまで関西馬が強いデータが出ていたのに逆を行かれるとは思いもよりませんでしたよTT
3.父内国産馬は5頭と結構出てきていましたが、結局は連に絡みませんでしたね。結構有力だったリヴァプールやモンローブロンドもダメだったのでこれはそのうちジンクスになるかも知れませんねぇ。
4.1番人気のラインクラフトは3着には来たので3連複を買った人には影響なかったですが、大半の人には影響ありましたね^_^;。データ上は半々ぐらいの確率だったわけですが、某メディアの言う通り精彩を欠く結果となりましたね。
【レース結果データアラカルト】
・東の意地
牝馬限定G1になってから関東馬の勝利は、98年のスティンガー以来、6年ぶり4頭目。関東馬のワンツー・フィニッシュは初めて。
・猛威を振るう社台グループ
社台グループがG1レース7連勝を達成、今年のG1 13勝目。白老ファームの生産馬は、特に好調でG1 3連勝。
・接戦のV
頭差の接戦勝ちは、牝馬G1となってからの最小着差。
・1勝馬のV
1勝馬の優勝は、93年のヒシアマゾン以来、11年ぶり。
・SSジュニア
サンデーサイレンス産駒が同レース3勝目をマークして単独最多勝利となった。これで11世代連続のG1制覇の偉業達成。
・牝馬の吉田豊
G1 8勝目の吉田豊。うち7勝が牝馬限定G1レースと牝馬との相性が素晴らしい。
・単穴
勝ったショウナンパントルの単勝支持率は3.54%。これは92年のスエヒロジョオー（2.2%）に次ぐ下から2番目の低人気の勝ち馬となった。
・売り上げアップ
前年比103.9%の148億4510万6700円と売り上げが伸びた。レコードは、97年の227億9610万6400円。今年のG1レースで、前年よりも売り上げが伸びたのは、高松宮記念、天皇賞・春、NHKマイルC、JCダートに続き5度目。
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