データ検証
【データ】
1.前走からのローテーション
毎日王冠組は、94年、95年にワンツーを決めるなど、
97年までは上位争いをしていたが、ここ6年の連対馬は皆無。
代わって台頭しているのが、99年にワンツーを決めた京都大賞典組。
98年から02年まで連をキープしている。
2.狙いは3番人気の3歳馬
単勝1番人気馬は、ここ10年でDKBA止D@AL@着(止は競走中止)と2勝。
2番人気馬も同じく2勝。
それに対し、3番人気は3勝を挙げ、
うち2勝はバブルガムフェローとシンボリクリスエスの3歳馬。
3.リベンジVは至難
平成になって以降、前年2着馬は延べ9頭が出走。
しかし2着が延べ3頭いるだけで、勝ち馬は出ていない。
あのオグリキャップですら2度リベンジに挑みAE着(いずれも単勝1番人気)に敗れている。
ツルマルボーイにとっては嫌なデータ。
【考察】
1.どの程度当てになるかは分かりませんが、さすがに6年連続で連対すらないというデータは少し気になりますね。天皇賞出走予定馬の中で毎日王冠組はかなりいるので、このデータを信じるとするならかなり買い目を絞れそうですね。ただ、テレグノシス・ローエングリンなんかもいるので、この辺を切るとなると結構勇気いりますね^_^;。
2.「3番人気馬は3勝」とありますが、2着が1回もないので連対も3回です。それに引き換え1番人気と2番人気はそれぞれ2着が2回ずつあるので連対数で言えば4回と、3番人気よりちょっといいぐらいです。おまけに今回は3歳馬以外で人気を集めそうなのがいるので3歳馬が3番人気になるってのもあまり考えられませんねぇ…。そんな訳でこのデータは役に立ちそうにありませんね^_^;。
ちなみに、過去10年間の馬連配当は10倍以下が2回、10倍台が3回、20倍台が2回、それ以上が3回とそんなに荒れるものでもなさそうですね。12番人気のステイゴールドが2着に来たことがある以外で10番人気以下の連対もありませんし、そこそこ人気のある馬が連対しているようです。
3.「勝っていない」とはいえ連対は3回あるわけで、単勝を買うわけでもなければツルマルボーイを外すのは怖いですね。参考になるようなならないようなデータですわ…。
【検証】
1.なんと1着ゼンノロブロイは前走が京都大賞典でした。おまけに2着のダンスインザムードは前走は秋華賞で、毎日王冠組は今年も連対しませんでした。このデータはバッチリ的中でしたね。
2.結局3番人気は6歳馬のツルマルボーイだったのでこのデータは予想通り出る幕がありませんでしたね(笑)。考察で「あまり荒れない」だとか「そこそこ人気のある馬が連対」なんて言ってましたが、13番人気のダンスインザムードが2着に来て思いっ切り荒れましたね…orz。
3.結局ツルマルボーイは4着でリベンジはなりませんでしたね。このデータはまた来年ダンスインザムードが出てきたら来年も同じ事が言われるのでしょう(笑)。
【レース結果データアラカルト】
前回までやってた「まとめ」は結局考察でほとんどまとめてしまって書く意味がほとんどなかったので、今回からレース結果を受けてのデータアラカルトを紹介します。馬券とはまったく関係ないですが、トリビアみたいなもんでおもしろいかなと思ったもので^_^;。
・初の同一G1の3連覇
藤沢和雄厩舎は、一昨年、昨年のシンボリクリスエスに続き、今回のゼンノロブロイで史上初の秋の天皇賞3連覇。オリビエ・ペリエ騎手は2年連続優勝。これは保田隆芳以来47年ぶり。
・4歳馬のG1優勝は今年初
競走馬が最も充実するといわれる4歳だが、今年のG1レースで4歳馬が勝ったのは初めて。
・4戦連続の10万馬券
3連単は20万7930円の高額配当に。天皇賞としては史上最高。秋のG1は、スプリンターズS(10万9810円)、秋華賞(24万9510円)、菊花賞(12万8570円)と3連単は4戦連続で10万馬券。
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