データ検証

第49回有馬記念

 【データ】

1.1番人気馬は6連対
過去10年の1番人気馬の成績は、5勝、2着1回。勝率はちょうど5割。2着は97年のマーベラスサンデーだけで、3着はなし、という偏ったデータが残っている。01、02年は連対から消えていたが、昨年はシンボリクリスエスが、見事1番人気に応え圧勝した。

2.3歳馬に勢い
近10年の年齢別の連対頭数は3歳8頭、4歳8頭、5歳3頭、6歳1頭、7歳以上は0頭。3歳馬は01年マンハッタンカフェ(1着)、02年シンボリクリスエス(1着)、03年リンカーン(2着)と現在3年連続連対中。

3.ファン投票1位馬は?
投票1位馬は、過去48回の有馬記念で11勝を挙げている。ここ10年の勝ち馬は、94年のナリタブライアン、00年のテイエムオペラオー、そして昨年のシンボリクリスエス。勝率としては、あまり高くない。ちなみに同2位は8勝、3位は2勝、4位は6勝、5位3勝。

4.菊花賞馬に注目
菊花賞馬は、クラシック馬最多となる有馬記念10勝をマーク。また、菊花賞ウィナーが同年の有馬記念に参戦して勝ったケースは、ここ10年で3例ある。

5.逃げ切り
有馬記念で逃げ切り勝ちを収めたのは、タニノチカラ(74年)、メジロパーマー(92年)、マヤノトップガン(95年)の3頭だけ。

6.出るかゾロ目
現在、G1の枠連はジャパンCD−D、阪神JFB−B、朝日杯FSC−Cと、3連続でゾロ目の決着。有馬記念での枠連ゾロ目決着は、1度だけ。その87年(C−C、払戻金16300円、1着メジロデュレン、2着ユーワジェームス)は、波乱となっている。


 【考察】

1.連対率6割というのはなかなかの数字ではないでしょうか。全面的にとはいきませんが私はそこそこ信頼できる数字と思います。3着はないというデータですが、私は複勝も3連も買わないので正直どうでもいいです(笑)

2.3歳というとまだ若いイメージもありますが、あと数日で4歳になるような時期ですからもうだいぶ能力的にピークに近付いてるんでしょうねぇ。逆に5歳馬はもう6歳目前で能力的に下り坂でしょうか?データ的にはやはり3、4歳が狙い目っぽいですね。

3.正直微妙過ぎてあまり役に立たないデータですね^_^;。「ファン投票○位の馬が偏って勝ってる」って話ならまだしも、「ファン投票人気が高いほど勝っているものの、信頼に足る数字でもない」って程度ですからねぇ・・・。おまけに勝ち数だけで2着がどれだけあるのか書いてないので単勝か3連単でも買わない限り馬券の参考にはなりませんね。

4.これもハッキリ言ってデータとしては微妙過ぎて参考になりませんね。

5.まぁ常識的に考えて中山2500mで逃げが決まりやすいわけはないので逃げ切り至難は誰もが分かってることでしょう。ことさらデータとして出すほどのものではありませんね(笑)

6.穴を狙うにはある意味おもしろいデータですね(笑)。遊びで買ってみるにはいいかも知れません。さすがに4連続でゾロ目なんてないと思いますけどね・・・^_^;

毎回恒例の過去の馬連配当ですが、10倍以下が4回、10倍台が2回、40倍台が2回、万馬券が2回と意外と荒れることは少ないです。


 【検証】

1.今年も見事期待に応えてくれました。予想通り今年も手堅く納まりましたね。

2.お年寄りは弱いはずの有馬記念でタップダンスシチーのおっさんがやってくれましたねぇ。データ的に見るとまず来ないだろうと思っていたのですが、この馬は相当能力が高いようですね。

3.去年に引き続き今年もファン投票1位の馬が見事勝利しました。今年もファン投票1位の馬が1番人気だったのでこれに関してはまぁこんなもんかなと。

4.今年は菊花賞馬ダメでしたねぇ・・・。私は期待していたのですが、やはり馬体が絞れなかったのが敗因なんでしょうかねぇ???

5.勝ちこそしませんでしたが、終始先頭を走っていたタップダンスシチーが2着に逃げ粘るという結果に終わりましたね。個人的にはコスモバルクが引っ掛かって先頭に立って直線で沈むと読んでいたのですが・・・

6.さすがに4連続ゾロ目とはいきませんでしたねぇ。まぁ今年たまたま3回続いただけのことなので当然といえば当然の結果かも知れません(笑)


 【レース結果データアラカルト】

・レコード
勝ちタイムの2分29秒5は、昨年のシンボリクリスエスの2分30秒5のレースレコード、96年にカミノマジックがマークした2分30秒4のJRAレコードを大幅に更新。

・4連勝
01年のマンハッタンカフェから関東馬が4連勝。

・2頭目
サンデーサイレンス産駒の勝利は01年のマンハッタンカフェに次いで2頭目。

・3連覇
ペリエ騎手の有馬記念3連覇は史上初。ちなみに同騎手はフランスの凱旋門賞(1996〜98年)も3連覇している。またJRAの同一G1 3連覇以上は、保田隆芳騎手(1949〜1951年天皇賞・秋)、渡辺正人騎手(58〜60年皐月賞)、嶋田功騎手(72〜74年オークス)、武豊騎手(89〜92年天皇賞・春、01〜04年エリザベス女王杯=ともに4連覇でエリザベス女王杯は記録継続中)がいる。

・1番人気馬V
昨年のシンボリクリスエスに続き、有馬の1番人気馬の勝利は16頭目。またファン投票1位馬の勝利も2年連続12回目。

・藤沢&ペリエ
藤沢和調教師とペリエ騎手のコンビによるG1制覇は7度目。勝率は4割3分8厘、連対率は5割という驚異的な信頼度。

・史上3位
通算の獲得賞金では8位に入ったゼンノロブロイだが、今年1年間では6億9906万8000円の賞金を獲得。これは00年のテイエムオペラオー(10億3600万4000円)、94年のナリタブライアン(7億1280万2000円)に次ぐ、年間獲得賞金3位となった。

・7年連続
タップダンスシチーは一昨年に続く2着。優勝こそ逃したが、有馬記念でマル外馬が98年のグラスワンダー(1着)以降、7年連続の連対となった。





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